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撮影機材
まず、当たり前ですがカメラです。ハイビジョンカメラといっても、10万円程度の家庭用から1千万する放送用のものまでピンキリですが、150インチ以上の大スクリーンで上映するには、やはり家庭用のものでは厳しいです。その違いは、解像度よりもレンズと撮像素子(CCDもしくはCMOS)の性能の差が大きいのです。CCDとCMOSの違いは、こちらをご参考にしてください。また、撮像素子の大きさも影響します。家庭用のものは小さいのに画素だけを増やしているために無理があります。画素数と撮像素子のサイズによる画質の関係はこちらを参考にしてください。
ということで、大画面で観るに耐えうるカメラの選択となると、やはり業務機という選択になるのです。
そこでオススメなのが、Panasonic AG-HMC155なのです。とにかく軽くて使いやすく、大画面に耐えうる画質を得られること。コストパフォーマンスNo.1といっても過言ではありません。このカメラと、音声収録用にガンマイクとブームのセット、そして夜間や室内撮影用にライトを用意すれば、もう劇場公開用のクオリティで撮影できてしまいます。どうしても、レンズのボケにこだわりたい、少しでも繊細で映画の色を目指したいという方は、P2シリーズのHPX555あたりを使いましょう。レンズだけでも200万近くするものですが、画面の美しさは誰の目にもはっきりと分かります。とはいっても、低予算の自主映画には贅沢ですね。私は、HMC155で充分だと思います。
編集機材
自主映画を撮られる方は、パソコンはお持ちでしょう。AG-HMC155などで撮影された素材はAVCHDというH.264ファイルに圧縮されています。これを開いて編集するには、最低でもIntel core2 duoを搭載したマシンは必須です。いかんせん、ハイビジョンのフルサイズは、1920×1080という、面積で言うとSD(DVなど)の6倍のサイズなのです。これが秒24コマや30コマ(もしくは60コマ)で動く訳です。マシンパワーさえあれば、WindowsでもMacでも簡単に扱うことができます。WindowsだとPremireEdius、MacならFinalCutStudioがいいでしょう。ただし、ハードディスクは大容量のものを用意しておきましょう。取り込んだファイルは、Macの場合、ProRes 422という高画質なファイルにしますので、1ギガあたり1分。つまり、2時間分の素材は120GBも使うことになります。レンダリングしたもの、書き出したものも、同じように容量を食いますから、1TBのHDを用意しておくといいですね。また、PCのモニターだけで見ていると、色身や画角などで不都合が出ますから、できればそれなりによいTVモニターも必要です。音も大切です。よく上映会で大きなスピーカーで大音量で流したら、低音ノイズがブーンと入っていて、作った本人も「こんなノイズはいってなかったのに」と驚くことがあります。それは、PC用の小さなスピーカや安物のヘッドホンで編集していたから気づかなかったのです。やはり上映を考えて、よいヘッドホン(最低でも1万円以上するオープン型)やオーディオ装置を用意しておきましょう。Macに関しては、ノート(MacBook)でもFinalCutは問題なく動きます。実際にMacBookだけで長編映画を作っている商業監督もいっぱいいます。ただし、モニターが小さいと編集効率が落ちます。できればマルチモニターにして使いたいですね。